若ものと地域をつなぐ

学生主体による新しい団地再生の取り組み「LIFORT」

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LIFORTとは

 LIFE(ライフ)+SUPPORT(サポート)をあわせた造語です。

LIFORTは日本財団「わがまち基金」の助成を受け、桐生信用金庫と前橋工科大学、群馬県住宅供給公社、NPO 法人リデザインマネジメント研究所、インテリアショップスタイルが協働しチームを作り、大学生の大学生活を「金融」「住居」「生活」「就職」面からサポートいたします。

群馬県最大の住宅団地である広瀬団地に、空き部屋を学生自身で改装できるようインテリア空間 DIY サポートを行い、学生が住みたくなる空間づくりを一緒に行います。前橋工科大学堤研究室の活動が母体となるNPO法人 リデザインマネジメント研究所が管理運営を行うことで、周辺の地域住民の方々と多世代協創を実現します。

LIFORTによる持続的な活動により、地域に若ものの定住による新しい力が芽生え、地域にすむ多世代と新しい未来を描く、地域創生を目指します。


PROJECTの概要

~大学生の生活支援から展開する多世代協働の団地再生~

前橋工科大学堤研究室が中心となり、大学生(主に前工大生)を「金融」「住居」「生活」「就職」面から支援するライフサポートプログラム(LIFORT)を構築することで、将来的には、高齢化や少子化が進む団地再生を行い、大学卒業後に、群馬県内で就職もしくは起業し定住者となる仕組みを構築する事業である。

具体的には、下記4つの柱としたLIFORT参加者の生活支援を行うことで、金学連携による地域課題の解決と、持続可能な地域社会の実現を目指す。


LIFORT関連サイト

・桐生信用金庫ニュースリリース

・ストック活用を通じた住宅団地再生セミナー資料

・上毛新聞 特集記事・サイト「Rebirth団地再生」

・読売新聞「地域活動 大学生が担い手」

・2022年度第13回地域再生大賞優秀賞受賞


TEAMからのご挨拶

桐生信用金庫

津久井 真澄(理事長)
LIFORTプロジェクトは、当金庫職員と前橋工科大学の大学生が中心となり、大学生を「金融」「住居」「生活」「就職」面から支援するライフサポートプログラムを構築し、将来的には、高齢化や少子化が進む団地再生を行い、大学卒業後に、群馬県内で就職もしくは起業し定住者となる仕組みを構築する事業です。 運営に当たっては、当金庫はもとより、事業パートナーである前橋工科大学、㈲スタイル、NPO法人リ・デザインマネジメント研究所、連携先の群馬県住宅供給公社がそれぞれの役割を全うし、且つ連携しながら取り組んでいく所存です。 本事業により、金学連携を主軸に地域関係者とも協力しながら、地域課題の解決に貢献することで、持続可能な地域社会の実現を目指してまいります。

髙橋 信年(中小企業センター長代理)
日本財団「わがまち基金」を活用したLIFORTプロジェクトのメンバーとして活動しております、桐生信用金庫の髙橋です。本事業では、当金庫や事業パートナーが前橋工科大学生の学生生活を多角的に支援し、将来的に学生自身の手によって地域の活性化に取り組む仕組みを構築します。当金庫は、本事業の主体であるとともに、地域の皆さまのホームバンクです。本事業において、学生や地域住民の方々の金融リテラシー醸成や継続的な金融支援の展開等の活動を通じ、地域経済の活性化というホームバンクとしての役割を全うする所存です。地域の皆さまにとってさらに身近な金融機関となれるよう頑張ります!

■前橋工科大学

今村 一之(学長)
前橋工科大学では教員と学生が地域課題解決のための研究活動に取り組んでいます。これまで、その多くは大学から地域に出向く活動でした。しかし、このLIFORTは大学からの発信だけでなく、学生が地域で生活を共にする中で、アイデアを出し、住民や企業と協働して課題解決に取り組むという、これまでにないプロジェクトです。少子高齢化が進む団地とその周縁部において、地域活性化と新たな生活スタイルの実現に持続的に取り組む本プロジェクトは、前橋市の課題解決だけにとどまらず、同様な問題を抱える地域や住民に「これからの地域づくり」を示せるに違いないと考えており、参加団体の皆様と力を合わせ全力で取り組んでまいりたいと思います。

堤 洋樹(准教授)
皆さんこんにちは。堤研究室では、LIFORTに参加する皆さんを全面的にサポートしますので、何か分からないことや「やりたいこと」がありましたら気軽に声をかけてください。またLIFORTでは、皆さんの様々な希望を一緒に実現したいと思い、部屋の改修(DIY)から地域活動まで様々なメニューを用意しています。さらに堤研究室では、このLIFORTだけでなく、前橋市内でも、さらに市外・県外でも、様々な研究を行っていますので、学年に関わらずまちづくりに興味がある方はどんどん参加してください。ぜひLIFORTの一員として、単なる一人暮らしとは一味違った充実した大学生活を満喫しましょう。

■群馬県住宅供給公社

中島 聡(理事長)
群馬県住宅供給公社の中島でございます。現在公社では、県内の県営市町営住宅の約8割を管理しており、加えて自社物件として公社賃貸住宅を県内に13団地681戸を管理しております。 令和3年4月からの新しい中期経営計画では、「生活を提供」「多様な機関と連携」「地域のまちづくりに貢献」を公社の役割として、「暮らしに笑顔を!提案し続ける企業」を経営理念として掲げております。 今回のプロジェクトはその第1弾となります。プロジェクトの成功に向けて全力で取り組んでまいります。

木村 淳一郎(事業推進課課長)
事業推進課の木村と申します。広瀬団地は県営、市営、公社賃貸住宅そして戸建て分譲住宅が連坦する県内最大規模の団地になります。団地内の少子高齢化、コミュニティの希薄化が進み、団地再生が望まれる中、学生支援を通じ、団地再生に取り組む本事業は群馬県住宅供給公社にとっても大きなプロジェクトです。LIFORTプロジェクトを通じて公社の経営理念である「暮らしに笑顔を!提案し続ける企業」を実践できるよう取り組んでまいります

NPO法人リデザインマネジメント研究所

渡利 和之(理事長)
特定非営利活動法人リデザインマネジメント研究所(RDMラボ)は、広く一般の住民が地方自治体や産官学と連携し、既存の政策・制度・体制・手法等を再検証するとともに、課題解決を目指す新たな仕組みづくりの開発と支援を通して、地域資産の利活用による豊かで持続可能な社会を実現することを目的としています。今回のLIFORTもまさに、学生という若い住民が様々な団体・個人と連携し、支援を享受しながら自らが進んで新たな地域価値を創出することで、持続可能な暮らしを実現するものです。RDMラボとしては“民”という学生に近しい立場から、プロジェクトへ貢献します。

NPO法人リデザインマネジメント研究所の実働部隊として、実際に広瀬団地に暮らしながらプロジェクトに係らせて頂きます。LIFORTプロジェクトは前橋工科大学の学生を「金融」「住居」「生活」「就職」という面から支援するものですが、学生は支援を受けながら、地域へ還元する活動も求められています。学生が団地住民のライフサポーターとして活動するために、学生と近い目線で暮らす私ならではのサポートによって現場レベルで貢献していきます。地域活性を共に実現させましょう!

有限会社スタイル

松島 郁夫(代表取締役)
当社と前橋工科大学との共同研究「大学生の生活支援から展開する多世代協働の団地再生」が、桐生信用金庫により、日本財団・わがまち基金地域創生支援事業に採択されました。この背景には、当社が2015年に前橋中心街の空ビルを、街中居住空間「弁天シェアハウス」へリノベーションした実績があります。このシェアハウスは、現在も入居待ち状態です。その秘訣は多世代共創の仕組み創りにあり、本事業でもこの仕組みを整えようと事業ブランド「LIFORT」をデザインしました。大学には県外から多くの若者が集います。彼らが地域に定着し、多世代で再生するモデルに繋がればと思います。これからも(有)スタイルの地域リノベーションにご期待下さい。

外山 哲也(執行役員)
暮らしを考えたとき、仕事(学業)、生活、お金が大きなポイントとなります。学ぶ場所・働く場所があって、住む場所、そこでの生活、それらを取り巻くお金の問題を解決することで快適な生活は得られます。スタイルはそこで暮らす方の生活サポートをお手伝いします。今回は広瀬団地を対象に、住む空間や地域の交わりをデザインします。学生が住みたくなる空間、自分たちで作り上げていく空間を作ります。また地域の方の共有スペースの計画もあり、地域の方と交流できる環境もデザインしていきます。建物の改修だけではないスタイルラボのリノベーションをお楽しみに。

皆さんもLIFORTに参加しませんか!