前橋工科大学工学部建築学科 堤研究室
3/10-11防災ワークショップ開催

3/10-11防災ワークショップ開催

2011年3月11日に発生した東日本大震災は、まさに世界を震撼させた大地震であった。地盤が強固だと言われていた群馬県内でも、多数の被害が発生しただけでなく、広域避難者の受入体制の必要性など、多くの人が災害に対する認識を変える機会になった。そこで今回、この経験を忘れないために、また今後起こりうる災害に対する備えを確認するために、10周年を迎える2021年3月10日から11日に沼田市役所1階「防災広場」で、宿泊体験を中心とした防災ワークショップを開催した。

3月10日の19時に防災広場の隣の1階会議室に参加者が集合し、前半には鈴木敏彦教授(工学院大学)と石黒由紀准教授(前橋工科大学)から防災に関するミニレクチャー、そして筆者より防災に関する簡単なグループワークを行った。後半には鈴木教授が東日本大震災や熊本震災で避難所に提供したダンボールシェルターと、その後改良を加えたダンボールスリープカプセルを設置した半屋外の防災広場で一夜を過ごし、翌日3月11日の朝は沼田市から提供していただいたアルファ米(備蓄品)を試食して、半日間の防災ワークショップを終了した。

震災によって犠牲となられた方々に対し、謹んで哀悼の意を表するとともに、被災された皆さまに心からお見舞いを申し上げる。また実施関係者の皆様のご協力に感謝の意を示す。