私たちは、とても多くの時間を
建物の中または建物に囲まれて生活しています。
日頃何気なく使っているそれらの建物には、
様々な材料・技術が使われています。
きっと皆さんが知っている材料や技術も
建物のどこかで使われていることでしょう。
でも、なぜその材料や技術が使われているのか
疑問に感じたことはないでしょうか。
実は、建物の材料や技術を深く知るには、
一般的な材料や技術の知識に加えて
「時間」という視点が不可欠なのです。
私の4つの専門分野
・建築材料:建物を構成する材料から見た建築
・建築構法:建築材料の組合せ方法から見た建築
・建築生産:建物に関わる業務管理から見た建築
・建築経済:建物に関わる経済活動から見た建築
は一見すると、お互い関連性がない分野のように
思われるかもしれません。
しかしどのような建物の材料や技術でも
建物の企画段階から取壊しまでという長い生涯、
つまり「時間」を考慮した最適な選択をするには
この4分野は切っても切れない関係なのです。
ぜひ一緒に「時間」という新しい視点から、
建物そして建築を見つめ直してみましょう。