前橋工科大学工学部建築学科 堤研究室
カテゴリー: <span>住宅の寿命の話</span>

カテゴリー: 住宅の寿命の話

建物の持続可能性

建物の寿命や長寿命化に関しては様々な視点から考察することができるが、ここでは建物と持続可能性の関係について考えていきたい※1。まずは長寿命化に向けた設計について、これまでの歴史を振り返る。 建物の耐久性や耐用性への関心は …

既存住宅の流通

今回は住宅の長寿命化と密接な関係を持つ既存(中古)住宅の流通量の現状について考えていきたい。 住宅の長寿命化のためには既存住宅の流通量の拡大が不可欠である。なぜなら住宅の耐用年数が長くなればなるほど当初の所有者が管理でき …

法定耐用年数の影響

今回は「法的な」耐用年数について考えていきたい。法的な耐用年数である「法定耐用年数」は社会的耐用年数の1つと考えることもできるが、法的な拘束力を持つため建物の寿命に大きな影響を与えている。 建物・設備・自動車など経済的に …

耐用年数と寿命の関係

耐用年数と寿命の概念については既に説明しているが、今回は耐用年数と寿命の関係を少し掘り下げて考える。なお改めて確認になるが、住宅の耐用年数とは「建物やその部材に要求される性能を維持する能力をもつ期間」であり、住宅の寿命と …

長寿命化の必要性

建物の寿命が話題となる最大の理由は、日本の住宅が短期間で壊されている現状を踏まえると、今後は住宅の長寿命化が不可欠であるという前提があるからだろう。しかし、それではなぜ建物の長寿命化が必要なのだろうか。 近年、建物の寿命 …